スペックは,
intel AtomTM プロセッサー N270 (1.6GHz, 512KB L2キャッシュ, 533MHz FSB)
8.9インチ液晶ディスプレイ(1024x600)
最大16GB SSD (ソリッドステートドライブ)
172mm×232mm 1.035kg (最小構成時)
ネットブックとかULCPC(ultra low-cost PC)とか呼ばれる小型で低価格なモデルだ。
これが日本で売られている他のネットブックと違うのは,英語キーボードを選択できるというところ。この点が僕にとっては大きい。日本語キーボードも選択できるのだが,英語キーボードのキーピッチは,17mmであるのに対し、日本語キーボードでは15.6mmとキーピッチが狭くなっている。
小型のマシンでもなるべく打ちやすいキーボードを使いたい。
しかも,このモデルは、Windows XP SP3がインストールされたモデルの他にLinuxがインストールされたモデルも選べる。
ずっと気になっていたものなので、販売店に実物を確かめに行った。
店頭で購入できるものは、日本語キーボードのものだけだ。英語キーボードモデルを購入するためには、インターネットのDELLの公式サイトで構成を指定して注文しなければならない。
なので、量販店の店頭で見られるのは、日本語キーボードモデルだけ。もしかしたら、DELLのリアルサイトでは英語キーボードモデルも見る事ができるのだろうか?
仕事帰りに立ち寄る関係上、量販店にしか行けない。それでも参考にはなるだろう。
お店に行く前に、DELLのサイトで構成と価格をチェックしておこう。
メモリーは、最大の1GB。ストレージも最大の16GBにするのは最初から決めている。
��SをWindows XPにするか、Ubuntu(Linux)にするか悩むところだ。
たいていの事は、Linuxでできる。しかし、Windowsのアプリを必要とする場合がたまにある。
Officeソフトについては、OpenOfficeで機能的には十分で問題ないのだが、他人に文書を送る場合、他人が作った文書を見る場合など、フォントの違いなどもあるのでMS Officeとはレイアウトがくずれてしまう。
僕が使っている株価情報の表示や取引を行うソフトもWindows版しかない。
ストレージの容量は、16GBしかないのでWindowsではデータを格納する容量がすぐに無くなってしまいそうだ。ソフト開発は、Linux上で行う事がほとんどなので、Linuxが入っていればそれだけでどこでも開発作業ができるというメリットもある。
基本構成に自由に変更を加えていくこともできるのだが、3種類用意されているパッケージの構成を変更していった方が同じ構成でも割安になる。そもそも、選択できる構成は限られている。
ベーシックパッケージは、OSがUbuntuの構成で最小構成で49,800円。
このパッケージをベースにメモリー1GB, SSD 16GBにすると61,530円。
Windows XPのプレミアムパッケージは、57,979円で、メモリー1GB, SSD 16GBにすると62,179円。
構成後の両者の違いは、OSの違いだけで他はすべて同じになる。Windows XPとUbuntuでは、基本構成から選択する場合の差額は 3,150円なのに、パッケージでの構成では、差額は 679円にしかならない。
プラチナパッケージは、Windows XPを入れた最大構成でウェブカム(130万画素)やBluetoothもセットになって64,980円になる。
パッケージ | ベーシック | プレミアム | プラチナ |
---|---|---|---|
価格 | 49,980円 | 57,979円 | 64,980円 |
OS | Ubuntu | Win XP | Win XP |
メモリ | 512MB | 1GB | 1GB |
SSD | 4GB | 8GB | 16GB |
Web Cam | ○ | ||
Bluetooth | ○ | ||
メモリ・SSD最大搭載時 | 61,530円 | 62,179円 | 64,980円 |
ウェブカムとBluetoothが付いて2,801円の差額だったら付けてもいいかなという気にもなってくる。
でも、ウェブカムとBluetoothの使い道って、ワイヤレスヘッドセットを付けてSkypeで「テレビ電話」ぐらいしか無さそうだ。Bluetooth対応の周辺装置って、種類が少ないし値段も高いから結局使えないんだな。
Bluetoothの安価な大容量外部ストレージでもあれば、とても重宝すると思うのだが。
このような下調べをしてから店舗に出かけていった。
日本語キーボードは、やはりうちにくい。
ファンクションキーや特殊キーは独立したキーではなく、Fnキーと同時に押すタイプ。F1, F2, F3といったキーは、A, S, D の並びのキーとFnを同時に押して入力する特殊なもの(これは英語キーボードも同様)。
漢字キーは、右側手前の変な場所にある。
起動とシャットダウンも試した。
起動は、15秒くらいでログオン画面が立ち上がる。シャットダウンは、時間がかかって30~40秒くらいかかった。ウィルス対策ソフトを入れたりすると起動はもっと遅くなるはず。
起動時に、2を押すとセットアップ画面になる。0を押すと、ブートデバイスの選択画面になる。
外部接続したCDやUSB接続のストレージやネットワークからのブートが選択できるようだ。
価格差からすると、とりあえずWindows XPを入れたモデルを購入しておいて、気に入らなかったら自分でUbuntuなり他のディストリビューションのLinuxなりをインストールしなおせばいいかなとも思う。でも、DELLによるUbuntuのカスタマイズはどの程度なされているのだろう?
キーボードに割り当てられている機能もドライバに依存していたりすると面倒そうだし、バッテリーのコントロールも最適化されていたりするならUbuntuがインストールされたモデルの方が良いかもしれない。Ubuntuモデルの製造開始は、9月下旬からということなので、購入者からの情報が流れるのはまだまだ先の事になる。
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