
先週からGoogle Appsを使い始めた。
自分の事業用のドメインを以前から持っていたが,あまり活用しているとは言いがたかった。
サーバーは,自宅のマシンでWebサーバーとしてもメールサーバーとしても稼動はしていたが,HDの故障などがあると数日停止したままにする事もあったし,故障じゃなくてもOSの入れ替えなどで止める事もある。このようなたびたび停止してしまうようなサーバー上で運用しているメールアドレスでは,重要な連絡をくれるかもしれない相手に広める事もできない。
Gmailは,容量も大きくWebメールとして使えるだけでなく,PC上で使っているメールソフトでPOPやIMAPで受信する事もできるし,SMTPでメールを送信する事もできる。それに,迷惑なSPAMメール対策もしてくれる。
さらに,フィルタリングの設定をすれば,特定のメールを選択的に他のメールアドレスに転送する事もできる。
これまでの実績からすると自前のサーバーのように稼動が停止してしまう事はほとんどない。
ただ,普通にGmailのアカウントを作ると xxx @gmail.com というメールアドレスを世界中の人が使うわけで,覚えやすそうな短いアカウント名はもうほとんど取れないだろう。僕のgmailのアカウントも長めのものになってしまっている。
Google Apps を使う事でこれらの悩みが一気に解決した。
Google Appsを使うと,自分のドメイン名に任意のユーザー名を付けたメールアドレスが作れてGmailの機能がフルに使えるのだ。(管理用に使われる一部のユーザー名は登録できないものもある。)
Google Appsに自分のドメインを登録してGmailの設定を有効にしてからDNSのMXレコードをGoogle Appsのメールサーバーに振り向ければOKだ。
後は,GmailをPCのメールソフトに設定するのと同じように自分のドメインのメールアドレスを設定すれば良い。
こんなに便利で無料というのはとてもありがたい。
Gmailの事ばかりを書いたが,Google Apps はそれだけではない。
Google トーク, Google カレンダー, Google ドキュメント, Google サイトなども利用できる。
普通にGoogleアカウントを取れば使えるものと同じようなものではあるが,同じドメインのユーザーの中でちょっとしたグループウェアのような使い方もできるという違いがあるようだ。
まだ,Gmailとカレンダーぐらいしか使っていないのだが,これからいろいろと試してみたいと思っている。