2006年4月1日土曜日

パソコン通信

NIFTY Serve
NIFTY Serve の「ワープロ・パソコン通信」サービスが3月31日をもって終了した。

1987年4月から開始したサービスという事だが,NIFTY Serveのサービス開始前からアメリカのCompu-Serveのゲートウェイとして運営を始めたときから利用させてもらっていた。

当初は,当時勤めていた会社の費用で調査とか情報収集といった名目だったと思う。

自宅からも利用したが,その頃使っていたPCは,6809という8bit CPUを内蔵したマシンを使用していて端末画面のスクロールも遅かったものだ。

その後,NIFTY Serveのパソコン通信が,会社のオフィシャルな通信手段となって利用に拍車がかかった。


その頃は,UNIXマシンを使ったInternet mail(当時はUUCPでサイト間の通信をしていた)をメインに使っていたが,NIFTY Serveのメールも使用した。相手によって使うメールを選ばなければならなかったのだ。

個人的な利用が増えてくると会社がとってくれたアカウント(ビジネスアカウント)とは別に個人用のアカウントを別にとったので見なければならないメールがまた増えた。

NIFTY Serve を通じて多くの情報を入手できたし,たくさんの人々と知り合いになれた。
NIFTY Serveのフォーラムに参加して人生が変わったと言っていた人々を何人も見てきた。

僕自身も彼らと知り合っていなければ今の自分とは違っていたと思う。

NIFTYがきっかけであるプロジェクトに参加してそこからは得がたい経験をたくさん積むことができたし,さらに多くの人々とも知り合うことにもなった。

ブロードバンド Internetの普及でパソコン通信の役割は数年前にはもう終わっていたのだと思う。
私自身,MODEMを使ってTTYで接続してテキストベースの通信をするようなことはもう何年もしていない。
��sshでリモートサーバーにloginしてテキストベースでコマンドを実行したりtextファイルを編集したりといった事は日常的にやってます。)

パソコン通信サービスが終了しても何も影響がないけれども「あの頃」がまた遠くにいってしまったような感慨がある。

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